19卒内定者がi-Hatch、YMCAあした会議から学ぶ、新規事業をやりたい若手に必要なこと

19卒ビジコンi-Hatch、YMCAあした会議に米山さんチームのサポートメンバーとして参加した村田泰祐です(8月8日現在、AIメッセンジャーで内定者バイトしてます)。


「新規事業とは何か?」


を考えてきた2ヶ月間でした。その2ヶ月間で感じたこと、学びを整理したものです。どちらも、非常に学びが多く、かつ内定者で経験できて本当に良かったです。

i-Hatchに参加した19卒の人は多いけれど、YMCAあした会議でサポートメンバーとして入っていたのは19卒だと僕含めて2人。

サイバーにおける新規事業のスタンスの理解は、同期の中でも1つ頭抜けたかな、と思っています(そんなこと言ってるとすぐ抜かれるので油断しない)。

では、それぞれで学んだことを整理していきます。少し長いのはご愛嬌。


●i-Hatch

(左から、たかひろ、菊地、だいら、僕)

i-Hatchのメンバーは、ビジは僕、CA bitcoinで一緒だった菊地、テクはだいら、たかひろの4人。写真は超いい感じですが、場所はBIG BOX高田馬場店のファミリールーム。

多分、この3人は僕の性格の豹変ぶりに非常に驚いた、もしくはドン引いたのどちらかだと思う。前日、案を詰める中で僕が尋常じゃないほどテンションをぶち上げていたから。


「っしゃ!やるぜ〜〜〜〜〜!!!!!!!」


って深夜2時、3時に叫んでた。確かにうるさかった。ごめん。


実はこれは理由があって、大学3年の時に参加したサイバーの経営者コースのインターンシップで、メンターだったZの市川さんに「メンバーの前で暗い顔や、思いつめた顔をしない」とアドバイスを頂いたから。


今思えば、別に叫ぶ必要はなかったけど、確実に辛い状況だったので士気を高めたかったから。

そんなi-Hatchは見事に惨敗するのですが、学べたことは以下の2つ。主にチームワークで学べたことがメイン。


①チームの目指す方向を最初に整える


「みんなは今回のビジコン、どんな気持ちで望んでる?経験積みたいのか、面白そうだから参加したのか。僕は本気で事業化まで持っていきたいんだよね」

これはi-Hatchのチーム発表のキックオフイベントで、僕がメンバーの皆んなに問いかけた質問。

i-Hatchは案さえよければ事業化されるビジコンだったので、何が何でも事業化まで漕ぎつけたかった僕は、この質問をしました。

チームとして目指す方向がバラバラで、ビジョンが揃わないのは、コンパスも地図も無しで信頼してないクルーと一緒に船に乗るようなもの。

この時、チームの目線が揃ってないと前に進めなかったはず。ここでチームの視点を揃えたことで、案が変わった時も「それって事業化するのには非現実的じゃないか」という風に議論の中で立ち帰ることができました。


②メンバーの志向、特性をいかに早く読み取り、チームとしてワークさせるか


i-Hatchは基本的に、地方組もメンバーに入れるので、オンラインでの活動がメイン。

対面で話せば10を伝えれば10で伝わる、その場の空気で忖度なく話せるものだけど、ほぼ「初めまして」状態、且つオンラインだと思ったことを言えないことも多い。

しかし、僕たちのチームはほぼ毎日夜11時から深夜1時までオンラインミーティングを続けていて、だんだんと「どういったサービスが好きなのか」「どんな事業をやりたいのか」「どんな性格なのか」が分かってきた。

そして、チームで腹を割って話せるようになり、時には辛辣なフィードバックを仲間内でも出来るようになった。結果、チームとして上手く回ったと思う。


③それは若手でも出来る事業案なのか?

これはi-Hatch審査員で、事業案の壁打ちでお世話になった合田さんから問いかけられた命題だ。

YMCAあした会議でも言われていたことだが、新規事業を考える際に本当に自分たちだけで出来るのか、やりきれるのかは非常に重要

ただし、自分たちでやりきれる小さい案だと自分たちだけで勝手にやればいいという話になる。そのあたりのグラデーションが難しかったです。

これについては案を出して、当てて、そのちょうどいい具合を見極めるセンスをつけないといけないと思う。もしくは、経験を積んで自分のできること、スキルセットを増やしていって、できる事業案も大きなものにしていくか。


まとめとしては、思うような結果は出ていなかったものの、4人で納得した案をぶつけれたし、4人とも全員同じくらい悔しい気持ちで結果を迎えられた。

他のチームがコミュニケーションが上手くとれていない、ビジとテクであまり考えが一致しなかったという中で、僕たちのチーム力は全チーム中1位だったと思います。

チームとして目指すべきところを最初に揃え、後はそこに向かって時間をかけてコミットできたのが良かった点として挙げておきます。

●YMCAあした会議

YMCAあした会議は、普段からお世話になってるよねさんチームでサポートメンバーとしてジョインさせて頂きました!


快く迎えてくださった、よねさん、速水さん、武蔵さん、浅川さん、あやとさん本当に有難うございました!!!お疲れ様でした!!!(今更)


結論、自分のバリューを発揮できなかったと思います。バリューもそもそも自分に何も価値がなかった・・・

(YMCAあした会議当日は参加できませんでしたが、僕の出した案を藤田社長が「あるかも」と仰って頂けたのは良かった!)

反省するべきことは沢山ですが、一方で学べることが沢山ありました。


①やり切れる熱意があるか?


まず、前提としてこれが1番大切だと個人的に思いました。

これは、チームでご一緒した熱意溢れるあやとさんを側で見ていて強く感じたことです。

新規事業をやるには、その事業をやり切る熱意、その事業へのこだわり、愛情(フェチとも言う)が無くてはならない。これがそもそも無いと挑めないし、途中で潰れてしまう気がする。

根性論というよりも、イノベーター、アントレプレナーが持つビジョナリー的なもの。譲れないもの。

市場全体の風向きが悪くとも、ユーザーの皆さんが喜ぶ顔を見たい、と自分の人生を何年、何十年も賭けられる、戦えるドメインを自分も見つけたいと思います。

②大局観を読めているか?

熱意も当然大事ですが、そうはいってもやはり市場のトレンドを読めるかどうかが肝。

流行りのサービス、海外で先行している事例についてリサーチしているのは当然。YMCAあした会議中、Product hunt、Crunch Baseなどの海外事例、国内サービスを片っ端から調べたのが懐かしいです。

(海外プロダクトを実際に触ってみて、謎の外国人と会話できたのも良い経験)

一方で、可視化されてるモノからでなく、日々の生活でも感度を高めて行きたい、つまり流行を野性的に、日常的に感じられるようになりたいと思いました。

世の中のマクロ的なトレンドを読み取って、サービス、プロダクトまでに落とし込む

そういった人たちが、まさにイノベーターなのだと。


③自分は何ができるのか?


新規事業はアイデア出して「はい、おしまい」ではありません。実際、採択されれば自分で事業化するのだから、事業化が決まる前のタイミングから自分が何をできるのかを考える必要があります。

上記のそれは若手でもできる事業案なのか?とも近いのですが、若手でもできて、なおかつ自分自身が本当にできるかどうかが大切だなと思います。

自分でできる、は当然ですが自分が何してきたかが大切で直結します。どういったタグの人間で、どういった事業に、どのように携わってきたか。

新規事業を任される若手は、一定の成果、もしくは新規事業のアイデアと近しい分野での業務経験が必要だと思います。

エンジニアでありながら、UIデザインも出来る(デザインめちゃ凄かった・・・)速水さんをチーム内でご一緒して感じたのが、ビジネス職でもサービス、プロダクトをある程度まで自力で形にできるスキルセットが必要なのではと感じます。


まとめると、最後までやりきる情熱、トレンドを読み解く力、自走できるだけのスキルもしくは信頼が必要。


若手が新規事業をやるうえで再確認と新しい発見がある、学びあるYMCAあした会議でした。その学びをいち早く新規事業で、会社に、市場に還元できるように精進します!

以上です。有難うございました!






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